
イクラ高騰は構造インフレ:粗利を守る価格連動×小容量
数字で読み解くニュースの全貌

NHKの報道(出典は末尾)でも触れられているとおり、秋サケの記録的不漁が続き、イクラの価格高騰が消費者離れを招く懸念が強まっています。価格の高止まりは、需要を壊しながら供給も縮める、典型的なコストプッシュの長期化になりやすいです。背景には、資源量の減少(回帰率の低下、来遊数の細り)に、円安による輸入コスト増や物流摩擦が重なっていることがあります。つまり、「資源×為替の二重高」です。
中小の加工・小売・飲食が注意すべきなのは、短期の販促や値引きでしのぐほど、粗利が目減りし、在庫リスクが増える点です。守るべきは粗利率ではなく、「粗利総量」です。そのために必要なのは、価格体系(指数連動)と数量設計(小容量・予約・限定)を同時に更新することです。
本稿は、(1)データが示すトレンド、(2)構造的な原因、(3)実行可能な打ち手、の三段論法で整理します。キーメッセージは「価格を上げずに守るのではなく、単位あたりの価値設計を変えて守る」です。
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