中小企業の健康経営は“食環境”から――置き食の導入ポイント4つ

現場・家族の視点:その他やの食卓から見えること

現場には、物語がある。たとえば二年目の営業職、奈央さん。午前の外回りを駆け抜けると、社に戻るころには十三時を超えている。近所の店は満席で、結局、午後の商談資料に追われながら甘い菓子で空腹をごまかす日が続いた。新卒のときに抱いた「社会人らしさ」は、体にとっては少し無理のあるポーズだった。

新しい冷凍庫が届いた日、奈央さんは「待ってました」と笑った。会議の前に電子レンジへ。湯気の向こうに、彩りのある野菜。食べ終えたあと、彼女はふと、上司の声がいつもより柔らかく響くことに気づく。人の声は、私たちの血糖や水分に共鳴する。穏やかに受け止められる日もあれば、とがって刺さる日もある。置き食は、その響きの質に、微弱だが確かな影響を与える。

別のフロアでは、介護と仕事を両立する拓真さんが、夕方の補食として冷凍弁当に手を伸ばした。残業を短く切り上げるには、夕刻の集中力を守る必要がある。彼は言う。「これは、僕の時間の護符(ごふ)です」。帰宅後の家族の食卓は、もう一つの現場だ。余裕のある帰宅は、家での小さな会話を増やす。そしてその会話は、翌日の仕事の気力を支える。

「その他の食卓」という言葉を、私は好んで使う。メインではない、けれど暮らしをつないでいる、名もない食卓たち。デスクの端、会議室の隅、休憩スペースの小さなテーブル。そこで食べる五分の食事が、長期の離職を防ぐことがある。大げさに聞こえるなら、それはまだ「小さな手当て」の力を信じ切れていないだけだろう。

プレスリリースにはこうある。
「レンジ調理による簡便性」「野菜の豊富な栄養」「デリカデッセン並みのおいしい満足感」。その三点セットは、疲れた午後の私たちが、罪悪感なく選べるための合言葉だ。健康志向を、自己管理の競争にしない。利便性と栄養を両立した選択肢を、常温のやさしさで差し出す。(出典:PR TIMES)

「会社の設計が、人の“がんばり”を救う日がある。」

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